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鍵庄あんしん通信【化粧品の安全性(かぶれ)について】

今月は、【化粧品の安全性(かぶれ)について】がテーマです。

化粧品を使っていて肌が赤くなる。又は、熱をもったようにほてる。かゆみが続く。ぶつぶつが出る。このような症状がでたらかぶれを考えなくてはいけません。

または普通の湿疹、アトピー性皮膚炎なども考えられますので、化粧品の中のどの製品が関係しているのか、またどの成分が原因で発症しているのかを調べることによって、自分にとって安全な化粧品を見つけることができます。

 

かぶれの部位から考えられる製品                                    

【顔全体】  化粧水、乳液、ファンデーション、石ケン、クレンジング、日焼け止めなど

【目の周り】口紅、リップクリーム、歯磨き粉、マニュキア(爪を噛む人)など

【口、唇】 口紅、リップクリーム、歯磨き粉、マニキュア(爪を噛む人)など

 

かぶれには2タイプあります。ひとつは「刺激」によるものと、もうひとつは「アレルギー」によるものです。 

【刺激】

刺激の強い製品を使うことにより起こるかぶれです。肌の状態にも左右されます。たとえば体調や季節の変わり目の影響で肌の調子が不安定な時や、肌の乾燥が原因でバリア機能が低下している時に症状がでやすいです。

【アレルギー】

化粧品に配合されている成分が体に合わないと、体内の抗体が異物(アレルゲン)を排除しようとして起こります。配合が極めて少なくても、その異物に反応を起こす人に限られて症状が現れます。

 

かぶれの原因を調べる方法                                         

【自分で調べる】

皮膚のやわらかい腕の内側に、1日2回10円玉くらいの大きさをめどに塗布してください。その間の入浴はぬれないようにして入り、4日間ほど同じところに塗り、どの化粧品で赤くなるかを調べます。また新しい化粧品を使用する前も、同様に行うとかぶれの予防にもなります。

【皮膚科医で調べる】

使っていた化粧品を皮膚につけてテープで覆い、2日後にはがして、皮膚が何により赤くなっているか調べる検査です。かぶれの原因製品がわかったら、次にメーカーにその製品に含まれている成分(何十種類も入っています)を取り寄せて、再びパッチテストをすることによりかぶれの原因成分がわかります。化粧品の容器または外箱に、その化粧品に含まれるすべての成分が表示されています。購入される前にパッケージをチェックして記載されている成分があったら使用をさけることにより、今後かぶれを防ぐことに役立ちます。

 

かぶれを引き起こしやすい成分                                          

【香料】       表示名称:香料

【色素】       表示名称:赤104 青色201など、色と数字で表したものが合成色素

【アルコール】    表示名称:エタノール (冷間効果や、粘度調整、植物エキスの溶媒として含まれています。)

【ラノリンアルコール】表示名称:ラノリンアルコール(口紅、ヘアケア製品によく含まれています。)

【PPDA】       表示名称:パラフェニルレンジアミン (ヘアダイ、ヘアカラー製品に良く含まれています。)

  • 敏感肌、乾燥肌、アトピー、アレルギーの方は化粧品に表示されている全成分をよく確認し、上記の成分が配合されていない製品の使用をおすすめします。